宇佐神宮 遷座祭 - 2015.8.18

弊社のある宇佐市には全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮があります。国内には約11万の神社があり、そのうち4万の神社が〇〇八幡(はちまん)と呼ばれるお社(やしろ)です。その八幡宮の総本宮なのでもっと有名になってほしいところですが、やはり伊勢神宮や出雲大社には知名度で今一歩及ばないようです。

さてこの宇佐神宮で今年5月27日、1941年以来じつに74年ぶりに「遷座の儀」と呼ばれる神事が行われました。これは3年前より行われていた国宝の本殿の本格改修(壁画の補修や屋根のふき替えなど)が今年3月に終わったため、下宮に移されていたご神体を三基のみこしに乗せ本殿に戻す儀式のことで、翌日におこなわれる天皇陛下からのお供え物を神前に供える「奉幣の儀」も含め「本殿遷座祭」は二日間にわたります。

そして何とそのみこし担ぎに弊社から私と山香君の2名が参加いたしました。当日は暗くなるのを待って午後八時過ぎに松明の明かりの中、地元の子供たちや、神宮関係者、そして私たちが白装束でみこしを担ぎ境内の階段100段を上がり、ご神体を本殿に戻しました。

お祭りではないので一般の参拝者は見物場所が限られ、もちろん我々も含め私語は禁止で、虫の声と砂利の音の中本当に幻想的な経験をいたしました。目立ちたがり屋の私は一番みこしの先頭のど真ん中を担いだのですが、後日新聞やテレビを見ても、なんせ取材も光物禁止なため薄暗く、全く誰が写っているのかわかりませんでした。(笑)でも、また次は70年先に自分の孫、いやその子供くらいの世代で行われると思うと感慨深いものがありました。 本当に良い経験をさせていただきました。

また今年の夏には今度はお祭りでみこしを担ぎ、わっしょい、わっしょいと夜おそくまで飲んで楽しみました。

遷座祭の写真はありませんが、遷座祭の参加記念品と夏越し祭りのみこしをご覧ください。

徳光俊則

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